総合電機・家電業界の展望を探るためには、総合電機・家電メーカーの変遷を大まかにおさえておこう。 日本の総合電機・家電メーカーは、1950年代から1970年代にかけて、高度経済成長期の家電需要の高まりで飛躍的に成長した。「三種の神器」といわれた洗濯機・冷蔵庫・白黒テレビや、「3C」といわれたカー(自動車)・クーラー・カラーテレビの需要で電機メーカー各社は売上を伸ばした。この時期の総合電機・家電メーカーは、自動車業界と共に、「技術立国ニッポン」を支えていた。 続きはログイン