モノづくり産業の「コア」はどこか

■モノづくりの奥深さを知って欲しい！

皆さんはBtoB業界を見ています？
このコラムでは改めてBtoB産業の奥深さを考えたいと思います。

私たちにとって一番身近な「モノづくり」はやはりBtoCの完成品です。
このコラムを読んでいるPCやスマホはもっとも身近で生活に貢献しているモノの代表ともいえます。
では、高性能のPCやスマホを買うときに、なにを基準に選んでいますか？
多くの方は、金額やメーカー、ブランドを軸にすると思います。

最終製品メーカーはそのデバイスのコンセプトや使い方（どのように生活を便利にできるか）をデザインしますが、デバイスの性能を決定づけるのは筐体ではなく部品になります。
特に最近の電子デバイスの高性能化は目覚ましいもので、「部品がキーデバイス」となっています。

さらに深く考えると、「高性能な部品」を作るためには「高性能な材料」「高度な製造装置・製造方法」が要求されます。
つまり、「高性能なデバイス」という現象を決定づけているのは「その部品・製造方法」という上流のフェーズなのです。