日清紡マイクロデバイス株式会社(旧:新日本無線株式会社)

半導体・半導体製造装置電機・精密機器・電子部品

Company View Point 日清紡マイクロデバイス株式会社は、創業から60年以上の歴史を持つ新日本無線株式会社と、株式会社リコーの電子部品部の一部門であった時代から約40年の歴史を持つリコー電子デバイス株式会社の2社が2022年1月に経営統合して生まれた新しい会社です。
両社のリソース(開発・営業・生産)を一体的に活用することにより“Connect Everything”技術を磨き、超スマート社会の実現に向けて、アナログソリューションプロバイダとしてさらなる成長・発展を図ることを目指します。
今後も、日清紡グループの一員として、引き続き安全・安心・高品質の製品を世に送り出していきます。
代表者名 代表取締役社長 田路 悟
創業 2022年
設立 2022年
資本金
52.0億円
2020年12月末現在
売上高
624.5億円
旧新日本無線:419億3,000万円 、旧リコー電子デバイス:205億1,500万円 
従業員数
3,920人
旧新日本無線:3,190名、 旧リコー電子デバイス:730名
今後の展望 <インターネットでつながる“IoT”時代のデバイスを提供>
IoTの普及拡大は、当社の主力製品である電子デバイスにとって追い風となっており、今後も市場拡大が見込まれています。本邦では、2020年春からサービスが開始された「第5世代移動通信システム(5G)」も同社にとっては大きなビジネスチャンスとなります。当社は、長きに渡って蓄積してきたデバイス技術と通信技術によりIoTの普及拡大に貢献しています。
モノとモノを通信でつなぐには、モノにセンサーと通信機能を搭載する必要があり、それらのデバイスには小型・薄型、超低消費電力が求められます。当社は、持ち前の低消費電力化技術、高性能アナログ半導体技術、最先端パッケージ技術、マイクロ波技術を駆使したセンサーアンプ、アナログフロントエンド、MEMS、光センサー、さらにSAWフィルター、LNA、GPS用デバイス、マイクロ波センサーなどの製品をラインアップし、「つながる」モノづくりに役立てていきます。エレクトロニクス業界は、変化が大きく、激しいが、当社の強みである「変化への対応力とスピード」を活かし、これからも進化し続けます。
特長・強み <卓越した技術でより良い社会の実現に貢献>
日清紡マイクロデバイスは、民生機器や産業機器において数多く使われている汎用リニアIC(シリコン半導体)を主力商品として半世紀以上にわたり生産・販売を行ってきました。これまで蓄積してきた技術や生産実績は、「高い信頼性」が求められる車載用ICに活かされています。当社の製品は、カーオーディオやカーナビ、GPS関連、LEDヘッドランプ、スマートキー等に加えて「走る・曲がる・止まる」といった車の基本性能を支えるECU等にも広く採用されています。今後さらに自動車の脱・内燃機関化が加速し電気化が進むにつれて、当社の電子デバイス製品の採用点数もその重要性も増大しています。
一方、マイクロ波製品は、衛星通信、各種レーダー、医療機器など、多くの場面でシステムのコンポーネントとして活用されています。衛星通信分野では、超小型地球局(VSAT)用コンポーネントが、マイクロ波センサー分野では、電波式移動物体検知モジュールが、それぞれ世界トップのシェアを誇ります。先進国だけでなく新興国に至るまで、多くのお客様から最も信頼できるブランドとして採用されています。当社のマイクロ波技術がより良い社会の実現に貢献しています。
本社所在地 〒 103 - 8456
東京都中央区日本橋横山町3-10