株式会社鷺宮製作所

工場で量産される製品について、幅広い技術業務を担当します。たとえば、シリーズ化やコストダウンのため、製品の材料や形状を変更するような改良型の設計を行います。また、ラインでの生産状況チェック、営業担当者のサポート、顧客からの技術的な問い合わせへの対応なども日常的な業務です。

営業対象は、長年取引きのある顧客が主体です。モノを売るだけでなく、信頼関係を築いてこまめにコミュニケーションを取り、情報を収集するのも重要な役割です。社内で立ち上がる開発テーマは、すべて営業担当者が入手してきた情報がもとになっています。また、納期調整や、技術的な問い合わせへの対応も日常業務であり、社内の生産状況や製品についての理解も必要です。理系出身の営業担当者には、理系の知識やセンスを存分に活かした営業活動を期待します。

●基本設計…顧客のニーズを正確にくみ取り仕様を決定します。
●詳細設計…試験機は複雑な技術を組み合わせたものです。メカや回路、ソフトのように専門分野ごとに担当者が詳細設計を行います。
なお、試験機・シミュレータのエンジニアとして配属された新入社員は、まず試験機の「製作・搬入」を2年から3年程度担当し、必要な知識や経験を身につけてから、開発設計を行う部署に異動します。

●基本設計…顧客と打合せを行い製品のスペックを決定します。
●詳細設計…CADを用いて図面を作成します。
●試作・試験…製品のサンプルを作成し、耐久試験や性能試験など各種の試験を行います。
基本設計から量産立ち上げまでの一連の業務を担当するため、ゼロからモノを作り上げるエンジニアの醍醐味が味わえます。

●製作…試験機の部品には、一つで数トンという重さのものもあります。そのため、クレーンを使うなどして製品を組み立てます。
●試運転・調整…電気的な調整を行い、顧客の求める仕様通りの試験機に仕上げます。
●搬入…顧客立合いのもとで行う最終試験を経て製品が完成すると、顧客のところに製品を運びます。大型の製品はそのまま運ぶことができないため、ユニットごとに分解して運び、納品先で再び組立てと調整を行います。

品質に関する業務を幅広く担当します。日々ラインに足を運び、製品が正しい環境や手順で作られているかチェックするほか、協力会社から納品された部材の受入検査や、製品を顧客に出荷する際の品質検査、必要な書類の作成などを行います。また、品質に関するトラブルが発生した際は、技術的な試験・分析を行い、原因を究明します。さらに、社員の品質に対する意識を高めるのも品質保証の役割です。開発部門から異動し、豊富な製品知識を活かして活躍中のスタッフもいます。

自動制御機器の生産設備に携わっています。開発担当者と連携し、量産に必要な各種の条件設定や、新規設備導入の際の各種検討、メンテナンスなどを行います。多いもので年間数百万台という製品を生み出すことを思えば、生産設備が製品の品質や生産の効率を左右すると言っても過言ではありません。仕事を通し、自らの手でモノづくりを支えていることを実感できるはずです。

受注や売上予測のデータをもとに、生産計画を立て、資材を調達します。時には顧客と製造現場の間に入り、納期調整を行うこともあります。また、資材の調達コストを抑え、会社の利益に貢献することも重要なテーマです。これらの業務を遂行し、円滑なモノづくりを支えるためには、製造工程やライン、資材の発注先である協力会社の生産状況まで熟知している必要があります。自ら行動して情報を集めるフットワーク、信頼関係を構築するコミュニケーション能力、数字への強さ、様々な分野への興味・関心などが求められます。