半導体需要の拡大のワケと日本の立ち位置

半導体需要の拡大のワケと日本の立ち位置

*半導体需要拡大のワケ

ニュースでも聞かない日がないといっても過言ではない「半導体不足」というワード。
これは皆さんの身近なところにも大きく影響を与えていると思います。新車を買っても納品が半年~1年以上かかると言われたり、ガス給湯器が故障しても代わりの給湯器の在庫がなくオリンピックの選手村にある給湯器を貸し出したり…。

ではなぜこれほどにも半導体の需要が拡大しているのでしょうか。その根本的な原因は、私たちが作り出し、利用するデータの急激な拡大にあります。2010年頃から急激にデータ量は増加しており、コロナ渦のリモートワーク、リモート学習、巣籠もりによるストリーミングサービスの増加がそれに拍車をかけました。2025年までには世界で生成、取得、消費されるデータは175ZB(175兆GB)に達すると予想されています。
産業、医療、交通、金融、通信、安全、インフラなど、事実上全てがデジタルデータを利用しており、何をするにも半導体が必要とされる時代に私たちはいるのです。

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