専門商社技術商社
Company View Point | 巴商会は、ガスおよびガス関連機器や設備を提供する業界売上 No.1 の産 業用ガス専門商社。より高い技術を追求し付加価値の高い商品を市場に投入し、お客様とともに発展してきた。今後要求される技術レベルがますます高度化していく中で、人類の未来を拓く最前線の領域において、産業用ガスには無限の可能性が広がっている。例えば、省エネと高速処理が実現できる高性能の半導体製造、再生医療などのライフサイエンス分野、温暖化対策として現実的な水素エネルギー分野など。“目に見えないガスで、目に見える豊かさを実現する”。これからも巴商会は、日本の産業と社会の未来を産業用ガスで支え続けていく。 |
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代表者名 | 代表取締役社長 深尾 定男 |
設立 | 1950年 |
資本金 |
7,500万円
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売上高 |
787.5億円
(2022年8月末)
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経常利益 |
52.8億円
(2022年8月末)
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営業利益 |
45.4億円
(2022年8月末)
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自己資本比率 |
46.2%
(2022年8月末)
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従業員数 |
983人
(2022年8月末)
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グループ会社数 関連会社 | 11社 |
今後の展望 | 同社では、国連が掲げる2030年をターゲットにした持続可能な開発目標「SDGs」への貢献に向けて取り組みを進めており、特に力を入れているのは水素エネルギー事業、企画営業が推進する水産事業である。 ◇水素エネルギーの推進と有効活用 同社では、以前より工業用途での水素の製造、貯蔵、輸送に取り組んできた。その経験を元に、水素社会実現に向けて、水素ビジネスの構築にも力を入れている。水素社会の実現は、脱炭素、環境負荷低減、地域活性化、エネルギーセキュリティーの面から見ても、その意義は非常に大きい。そのためにも、燃料電池車や水素内燃エンジン車、水素での発電や家庭用燃料電池など、水素利用技術の確立が重要である。また、CO2フリー水素ガスの製造、供給システムの確立も欠かせない技術であり、開発と実証試験を進めている。水素源の安定確保、水素の貯蔵や輸送、水素利用技術の確立など、実用化への課題は多いが、やりがいも大きい。 ◇陸上養殖のシステム構築 陸上養殖は海洋資源を守りつつ、水産物を安定的に確保する新たな手段である。水中の溶存酸素濃度を制御する技術は水産・養殖分野でも広く用られ、溶存酸素濃度を高めることで養殖魚類の成長速度は速くなり、 生産者の省力化と生産性向上が可能となる。水産事業でもお客様に最適な養殖システムを構築し、技術提供する力がある。 |
特長・強み | お客様に、安全に、安定的にガスをお届けすること、それぞれのお客様の発展に貢献すること、それが同社の使命である。現在、同社がガス専門商社として不動の地位を築くことができたのには、2つの理由がある。 1つは同社が技術部門(技術部、横浜研究所等)を有していることだ。日本を牽引してきた基幹産業のお客様と一緒に仕事するなかで、常に新たな問題や課題があり、その都度、技術革新で乗り越えてきた経験とノウハウがあり、営業活動を技術的にバックアップしている。 2つ目は、高い安全意識である。産業用ガスはひとたび取扱いを誤ると大変危険な物質にもなり得る。法令に基づき適切な取り扱いを励行し、事故・災害の防止、安全確保を最大の使命と考え努めてきた。特にリスクのあるガスの容器交換作業では、同社社員が対応するサービスも提供しており、作業を担当する社員の技能向上のため、年 1 回の実機モデルを用いた社内検定も実施している。 先端産業の成長に伴い、産業用ガスに求められる技術的要求はますます高くなっている。安全に、且つ安定供給するのは当たり前であり、さらに高純度化や大規模供給への対応が求められている。同社はこれまでの真摯な姿勢が認められ、さまざまな種類のプラント、工場、研究施設などのガスに関する設計・施工にも多数参画してきた。この貴重な経験と確かな技術力を礎に、より一層の信用を生み だしていく。 |
本社所在地 |
〒 144 - 8505 東京都大田区蒲田本町1-2-5 ネクストサイト蒲田ビル5,6階 |