アイダエンジニアリング株式会社

電子設計は、アイダオリジナルの組込み電子装置の開発、設計を担当します。携わる装置は様々で、プレス用のサーボモータを駆動するためのドライバーや電源ユニットから始まり、これらを制御するモーションコントローラー、その他機械プレス制御コントローラーのほかロードモニター、電子カム装置等の周辺電子装置も手掛けます。企画段階からの実験、仕様書作成から始まり、電子回路設計、CPUやメモリー等の半導体素子およびコンデンサなどの電子部品の選定、プリント基板設計、筐体設計さらに耐久性確認などの評価試験まで電子設計に関するすべてにかかわる事ができます。

ソフトウエア開発は、電子設計が開発した「組込みのソフトウエア」の他、AIやIoTに付随する開発を行います。プレス用のコントローラーだけでなく、アイダ製ロボットアームの制御コントローラソフトのほかライン集中制御用PC、生産管理システムや保全支援用PCのソフトウエア開発を行います。また、タンデムラインやトランスファープレス用のシミュレーションソフトの開発も行っています。これはお客様の金型のデータを取り込み、その金型に合わせたプレスとロボットアームの最適なモーションを3次元でシミュレーションするソフトの開発も行います。

機械設計は、成形システムビルダとして、プレス機械のみならず材料供給装置や搬送ロボット、製品取り出し装置など、プレス加工の自動化に必要な周辺機器全般の設計を担当します。自動車の骨格部品などを生産する加圧能力30000kN級の大型プレス、プレス成形後の機械加工を削減し生産性向上を図る鍛造プレス、自動車のEV化でニーズが高まっている高速精密プレスなど、プレス機械とその周辺装置は、生産する対象部品に特化した性能や機能を高い次元で設計を行います。

金型設計業務は、トランスファー金型やプログレッシブ金型等の量産用金型の設計の他、試作用金型の設計、加工油用の給油装置の設計も行っています。また、成形シミュレーション解析を活用し、塑性加工を行う上での新工法の研究・開発や、今まで難加工材としてプレス加工されていなかった材料での成形工法の研究を踏まえた高精度金型の設計を行っています。お客様が量産を検討している製品について、製品形状や製品精度を基に、成形レイアウトや成形荷重を考え、成形システムとしてのプレス仕様検討なども行ます。

制御設計は、プレス機械及び周辺装置のハード設計（電気設計、シーケンス設計）・プログラム設計を担当します。最先端であるサーボモータの制御、ロボットアーム等の周辺機器の制御等、自分自身の志向を反映させながら、設計に幅広く携わることができます。ハード設計では、サーボシステム・ブレーカやリレー等制御機器の選定を行い、CADを用いて機器配置図や配線図の作図等を行います。プログラム設計では、HMI（操作用）のタッチパネルの画面作画、一般制御用PLCのラダー回路設計、安全制御用PLCのプログラム設計を行います。