計測機器電機・精密機器・電子部品
製品開発
- 主な勤務地
- 山形県 群馬県 埼玉県
- 学科系統
- 機械系情報・通信電気・電子系
- OBOG情報
製品開発は、本社で研究した要素技術を搭載する新製品開発や、モデルチェ
ンジ・客先専用品の開発設計を行う部門である。製品開発部門は事業所ご
とにあり、事業所が生産している製品の開発を担う。現在は、製品の高機
能化に加え、IoT 社会に役立つ無線技術を活用した製品開発を進めている。
開発チームはおおよそ4 ~ 5 名の電気・ソフト・機械担当で構成されて
いる。全体の構造設計や機能分担など、担当の境界になる設計は特に綿
密な連携を取って進めていく。
チノーの製品開発は、試作の早い段階から
生産部門や品質部門と部門の垣根を越えて
意見を出し合う「ワイガヤ」を行っており、
生産効率・コスト削減を意識した開発をして
いる。
フィールドエンジニア
- 主な勤務地
- 埼玉県 大阪府 愛知県
- 学科系統
- 機械系情報・通信電気・電子系
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-
藤岡事業所 計装統括部 H.K.
お客様の現場を訪問し、記録計・調節計・センサ等の点検・
調整・校正の他、システム全体のループ校正を行う仕事とな
る。当社は確かな校正技術を保有し、JCSS(計量法に基づく
校正事業者登録制度)の認定事業者(国際MRA認定事業者)
に認定されている。これにより、国家標準とのトレーサビリティ
が取れた信頼性のある校正を行うことができる。
また、近年はライフサイエンス関連で「温度マッピング」の需要
が高まっている。
温度マッピングに関するガイドラインに対応するためだ。温度
マッピングとは、多数の温度データ測定器を使い、空間温度の
分布測定を行うことである。フィールドエンジニアの活躍の場
は、温度管理の重要性とともに広がっていく。
基礎研究・要素開発
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- 東京都
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各開発部門が持つ技術を連携・発展させ、ソリューション機能を
向上する。そして、次世代の製品搭載に向けた要素技術の先行
開発を行う本社の部門である。研究テーマは以下の通りだ。
①温度をメインとした物理量の工業用計測・記録機器開発②ガス
センサ・デバイス開発③ガス計測機器開発④燃料電池セル基礎
技術開発⑤赤外線応用計測(温度、膜厚等)基礎技術開発
例えば、より早く正確に温度制御を行うためのPID 制御アルゴリ
ズムの開発、IoT にマッチする多点ペーパレス計測・記録技術の
開発などが行われている。
また、設計に熱流体解析シミュレーショ
ンを取り入れており、今後はシミュレー
ション技術の応用展開も視野に入れて
いる。
技術営業
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ライフサイエンス事業部セールスエンジ課 M.K.
新規・既存のお客様に対して、販促活動や新技術情報の発信・収集活動を行い、製品を販売する仕事となる。チノーの営業の多くは理系出身である。お客様が産業界の技術者や研究者といった専門家のため、いままで培った理系知識を活かせる場面が多い。
チノーの製品は汎用性が高く、様々な生産工程でご活用いただいているため、自動車、鉄鋼、半導体、電子部品、化学、金属熱処理をはじめ、あらゆる産業界がお客様となる。
お客様は既存のお得意様が多く、基本は「ルート営業」で、おおよそ10 ~ 20 社を主要客先として担当する。営業スタイルは課題解決型である。お客様密着のエンジニアリングを提供するために、お客様の抱えている困りごとや課題を聞きだし、解決にむけた製品・システムの提案を行っている。
課題解決には様々な情報が必要になる。そのため、お客様を説得する力も大事だが、それ以上にお客様にいろいろお話いただけるような聞き上手であることが求められる。
おおまかな納品までの流れとしては、要望ヒアリング⇒製品選定・御見積もり⇒受注⇒納品となる。システムの場合は、設置工事やシステムの立上げに立会う事もある。お客様からの情報は、営業活動だけでなく開発にも役立つ。計測器はものづくりに不可欠であり、最新の技術にはそれを実現するための計測・制御が必要となる。お客様の要望を実現するためには、常に市場動向やニーズを把握し、技術を向上させなければならない。そのため、営業から得られる現場の情報は非常に価値がある。お客様との窓口となり会社を牽引する営業は、時に「営業機関車」とも呼ばれ、チノーにおいて非常に重要な役割を果たしている。
装置設計
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各種機器(記録計・調節計等)を組み合わせてシステム化した装置のことを計装品という。
チノーの計装品は、水素社会に向けた燃料電池評価試験装置や、空調機器用のコンプレッサ性能試験装置、各種熱処理炉用制御装置などがある。
装置設計は、お客様の使用目的に合わせて機器の選定やシステム設計をする職種だ。
お客様との仕様打合せには、お客様の購入検討段階から営業に同行する形で参加しシステムの提案、見積の積算を行う。
求められる仕事は、お客様が何をしたいのかを的確に理解し、それを実現するシステム提案と設計だ。
納品までの流れは、打ち合わせ⇒システム検討⇒見積積算⇒設計⇒製造⇒納品となる。
生産技術
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藤岡事業所 計装生産技術部 Y.A.
放射機器部 W.T.
生産技術は、製品の自動補正を行う調整装置や検査装置といった、生産効率を上げる生産設備の設計や仕組み作りを行う。
新製品とは、基本設計の段階で関わり始める。
開発部門から必要な生産設備の要望を受け、試験製造までに生産設備を完成させ、製品の生産体制を整える。
製品化後は、生産ラインからの要望に応えて、新たな生産性向上用設備の設計や改善を行っていく。生産設備は製品開発と比べて制約が少ないため、実験的な設計を行える。
近年では、ロボットの活用、ディープラーニングを用いた画像検査や、生産ラインのIoT 化にも取り組み、新技術を積極的に取り入れて生産の効率化を図っている。