大同信号株式会社

～安全への追求はとどまることを知らない～

ゆるぎないフェールセーフ技術を核として展開する大同信号の鉄道信号事業。鉄道輸送を取り巻く環境の変化により、鉄道信号に求められる技術も大きく変化を遂げ、今や高速性・安全性の追求のみならず、メンテナンスフリーや自動化、省力化といったトータルシステムやアメニティなど、多様なサービスを実現するテクノロジーが欠かせないものとなっています。国内はもちろん世界各国の「暮らし」と「安全｣を支える大同信号の鉄道信号事業は、ますます大きな期待と役割を担っています。

コンピュータを用いて、列車の運行をダイヤ通りに実行させるシステムです。一つのエリア内の全列車の運行を自動的に制御しているため、たとえ運行状況が変化した場合でも迅速に対処できます。また利用されるお客様にも案内放送や表示などで運行状況を素早くインフォメーションできます。

停車場構内において列車運転の安全を確保するためには、信号機に進行信号を現示する条件として、転てつ器を列車の進行方向に開通させるとともに、開通後はそのままの位置に固定する必要がありますが、このような、信号機と転てつ器等の間に相互関係を持たせる論理を信号リレーで構成した装置です。

新幹線のホーム上に約250ｍおきに設置されており、人が線路に転落したときなどの緊急時に、列車を停止させ安全を確保するために使用します。
冬季に発生する列車からの落雪による誤作動を防ぐため、押ボタン部にピンを差しこむ工夫をしています。

踏切には列車の安全運行を支えるために各種の保安装置が設備されています。これらの装置には踏切警報機や踏切しゃ断機、またこれらの機器に列車が接近したことを知らせる制御器、さらに自動車等が踏切内で立ち往生したことを検知し、接近中の列車に危険を知らせる踏切障害物検知装置等があります。また豪雨や雪などの劣悪な環境にも対応できる次世代機器の開発も進めています。

～鉄道信号の信頼性と最新技術を融合し、新領域を切り開く～

鉄道信号で培った高い信頼性技術を産業機器分野にも展開。消防車両の制御システムや自動車生産ラインシステムをはじめ、省エネルギーサポートシステムのような地球環境保全に役立つオリジナル商品も展開するなど、大同信号の産業機器事業は高い信頼性が求められる産業の重要部分を担っています。

はしご車・化学消防ポンプ車・高所作業車などの特殊車両には、姿勢制御・ポンプ圧力制御・各種安全制御などのマイクロコンピュータによる制御が不可欠です。これらの過酷な条件下で高い信頼性を必要とする制御装置の開発・生産を行っています。