デベロッパー・ゼネコン建設
事業領域
- 土木事業部
- 46
- 地盤改良事業
- 50
- ブロック環境事業
- 4
製品・サービス
テトラポッド
製品説明
完成された形状 シンプルな形状で截頭円錐体の4本脚から構成されており、ブロック単体として曲げ抵抗が大きく極めて強固なコンクリートブロックです。
優れた水理安定性 重心が低く外力 (流れ) に対して非常に安定です。その構造物は、ブロック相互間の噛み合わせが自然に得られより安定となり、高い粗度と有効な空隙を備え流れのエネルギーを吸収、減衰させます。
容易な施工性 当社のテトラポッド鋼製型枠はシンプルな互換性のある4枚の枠 (シェル) の組み合わせにより構成されていますので組立、取外しが簡単です。また、据付は、現地条件に対して非常に順応性が高く、容易な設計断面が得られ施工性に優れています。
関連技術
2011年に発生した東北地方太平洋沖地震は多くの防波堤の被災をもたらしましたが、その原因の一つは津波の越流による基礎マウンドや海底地盤の洗掘という、想定外のものでありました。こうした事態を踏まえ、防波堤においては倒壊しにくい「粘り強い構造」が求められています。
防波堤が粘り強さを発揮するためには、港内側マウンドを腹付石で嵩上げする方法が有効といえます。しかし、津波越流などの条件によっては、被覆石ではマウンドの安定性を確保できません。そこで、安定性の高い消波ブロックや被覆ブロックによりマウンドを保護し、津波に対して安定性が高く防波堤を粘り強くさせる技術を提案いたしました。ブロックの所要質量は弊社で独自に開発した所要質量算定法により決定されます。この算定法は簡便で精度の高い方法であるとの評価をいただいております。本技術は、国土交通省より公表されている「防波堤の耐津波設計ガイドライン(平成27年12月 一部改訂)」や(一社)漁港漁場新技術研究会より発刊されている「津波越流に対する防波堤腹付マウンド被覆ブロックの所要質量算定マニュアル」に取り込まれ、港湾や漁港における防波堤の粘り強い化の実設計に供されています。また、現地で生じる津波波形を精度よく再現できる最新式の津波発生装置(チャンバー式津波発生装置)を用いて、津波防護技術のさらなる高度化を目指した取り組みを継続して実施しております。