コンチネンタル・オートモーティブ株式会社

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電子部品電機・精密機器・電子部品

自分が携わった製品を実際に見た時、うれしさと達成感に満たされます。/自動車部品のモノづくりを深く追求し、変化や面白さを実感する毎日です。

 薬学部出身のエンジニアという異色の経歴を持つザカリア サラさん。小さい頃からモノづくりと自動車が大好きで、就職先に選んだのは自動車部品サプライヤーのコンチネンタルでした。テストコースでは自らドライバーを務めてデータの解析を行い、タイヤの設計ではより良い性能を徹底的に追求する姿が印象的。そんなザカリアさんにお話を聞きました。(写真左)
 明るく話しやすい雰囲気は入社前に聞いてイメージしていた通り。一方、エンジニアとしてしっかりとした理論にもとづいて、はっきりと意見を述べる先輩たちが多いのは入社後の新たな発見で、刺激的な日々を過ごす御法川真穂さん。自動車部品サプライヤーの将来性を確信し、コンチネンタルの女性エンジニアとして成長を目指す意気込みを語ってくれました。(写真右)

プロフィール

ザカリア サラ
2021年薬学部 薬学科卒業→2021年コンチネンタル・オートモーティブ入社
→OE Tire Product Development Team (2023年3月現在)

御法川 真穂
2021年理工学部 機械工学科卒業→2021年コンチネンタル・オートモーティブ入社
→Hydraulic Brake System R&D Engineer (2023年3月現在)

入社から現在へ!:自動車部品の技術開発に強い興味を持ち、コンチネンタルに入社。(ザカリアさん)

 もともと車が大好きで、コンチネンタルのことは就職活動を始める前から知っていました。時代と共に変われる、社会を動かす人材に成長できることを軸に就職活動を進めていく中で、コンチネンタルは150年という長い歴史を持ちながらも、自動運転をはじめ未来を見据えた先端技術の開発にも携わっていることに魅力を感じました。
 自動車業界には完成車メーカーもありますが、私は自動車部品の技術開発への興味が強く、センサー・シャシー・タイヤなど幅広い分野の仕事で活躍できるコンチネンタルに就職を決めました。また、エンジニアを目指す上での疑問や不安に対して丁寧にサポートしていただいたことや、新人教育のための「J.DRIVEプログラム」が充実していることも、入社の決め手になりました。
 入社後、半年間は基礎トレーニングで学び、その後は工場での品質保証とテストコースでの試験・チューニングをそれぞれ半年間経験し、現在はタイヤの設計業務に取り組んでいます。

入社から現在へ!:自動車部品の技術開発に強い興味を持ち、コンチネンタルに入社。(ザカリアさん)

入社から現在へ!:自動車部品サプライヤーとしてのコンチネンタルの可能性に惹かれて就職。(御法川さん)

 小学生の頃からモノづくりが好きで、大学は機械工学科に進学しました。その中でも乗り物が好きで車両業界に関心を抱き、これらを軸に就職活動を進めていきました。自分が関わった製品が世の中に役立っていることを実感したいというこだわりも持っていました。
 当時は車が一番好きというわけではありませんでしたが、研究室で自動車の操舵方法を学び、学生フォーミュラにも参加したことがきっかけで制御や機構に興味が湧いてきて、理解を深めたいと自動車業界を志望するようになりました。また、自動車業界が100年に一度の変革期を迎える中で、海外でさまざまな先行研究の事例を見ることができました。さらに、自動車部品の開発に深く関わることができるサプライヤーは今後大きな可能性に満ちていると考え、最初に内定をいただいたコンチネンタルに就職を決めました。
 入社後の仮配属先では、センサー・スマートキーの開発部署を経験し、現在はブレーキの設計に従事しています。

入社から現在へ!:自動車部品サプライヤーとしてのコンチネンタルの可能性に惹かれて就職。(御法川さん)

今の仕事:タイヤの設計・デザインを担当し、お客様の要求に真剣に向き合う。(ザカリアさん)/3次元CAD「CATIA」を使って、ブレーキキャリパーの設計に携わる。(御法川さん)

 タイヤの設計業務では、お客様からのさまざまな要求を満たすために、材質・外形・構造・ノイズなどを考慮しながらデザインしています。もう一つは、5年後にリリースされる車を想定して、今後お客様から求められるタイヤスペックの予測と、その要求を満たすために必要な技術の解析を行っています。
 お客様の要求はどんどん高まってきていて、新しい材料や固有技術を提案する上で必要な場合は、ドイツのコンチネンタル本社と交渉して依頼することもあります。
 コンチネンタルの製品はさまざまな車種・部位に搭載されていますが、やはりタイヤは常に気になります。自分が携わった”コンチネンタル”と書かれたタイヤを見た時はうれしい気持ちに満たされ、大きな達成感を感じます。(ザカリアさん)

 現在の配属部署では、自動車の安全に関わる重要部品の一つである「ブレーキ」の設計業務に携わっています。この部品の構造の変化によって、ブレーキ全体の性能がどう変わるのか、評価と検証を行っています。
 3次元CAD「CATIA」を使っていろんなバリエーションの図面を作成し、シミュレーションをしていきます。これらの業務では、大学時代に授業で学んだ製図・CAD・材料力学の知識が、図面を見る、解析をする、モノがどのように変形するかを考える、といったさまざまな工程の中で活かせています。
 実際に自分が関わった製品が使われた車を街中で見かけると、「頑張った甲斐があった」と達成感とやりがい、そして大きな喜びを実感します。(御法川さん)

今の仕事:タイヤの設計・デザインを担当し、お客様の要求に真剣に向き合う。(ザカリアさん)/3次元CAD「CATIA」を使って、ブレーキキャリパーの設計に携わる。(御法川さん)

▲1日の流れ 左:ザカリアさん 右:御法川さん

次の目標へ!:さまざまな視点で総合的に物事を判断できるエンジニアに成長していきたい。(ザカリアさん)/相手にわかりやすく、理解しやすい説明ができるエンジニアを目指して。(御法川さん)

 工場での品質保証、テストコースでの試験による不具合の検証・チューニング(手を加えて性能を向上させること)、そしてタイヤの設計業務を経験する中で、私は気付きを大切にして資料にまとめるようにしています。これまでに培った経験を活かして、さまざまな視点から総合的に物事を判断できるエンジニアに成長していくことを目指しています。
 仮配属が終わると、テストコースへ本配属となります。新しい技術を学び、さらに知識を深めて、信頼性・品質が高い製品を設計していきたいと思っています。
 また、タイヤの設計を行っている現在のチームは半分以上が外国人で、日常は英語でコミュニケーションを取っていますが、将来は語学力を活かして海外の拠点を舞台に働いてみたいという目標も持っています。(ザカリアさん)

 仕事を経験していくにつれて、変化や面白さを感じています。これからも製品知識はもちろん、エンジニアとしての考え方、仕事の取り組み方を身に付けていきたいと思います。
 今、一番の課題として取り組んでいることは、説明が上手くできるようになることです。社内の人たちや社外のお客様に対して技術的なことや専門的な内容を説明する場合、いかに自分の考えを相手にわかりやすく伝えられるかが最も大切なポイントだと捉えています。そのためには、まずは自分自身が根本的なことをより深く理解して熟知する必要があるので、日々模索しながら勉強して知識の習得と向上に力を注いでいます。
 本配属の部署ではセンサーの開発を担いますが、着実にキャリアを積み重ねて、将来は第一人者として何かを成し遂げられるエンジニアになることが目標です。(御法川さん)

次の目標へ!:さまざまな視点で総合的に物事を判断できるエンジニアに成長していきたい。(ザカリアさん)/相手にわかりやすく、理解しやすい説明ができるエンジニアを目指して。(御法川さん)

女性エンジニアのための支援と制度:新人教育制度「J.DRIVEプログラム」や自分に合った各種制度を活用。(ザカリアさん)

 コンチネンタルには、次世代エンジニアを育成するための2年間にわたる独自の新人教育制度「J.DRIVEプログラム」があります。これは新卒で入社する社員にとって、大きなメリットと言えます。
 最初の半年間で実施される基礎トレーニングでは、ソフトウェア研修・ロボカー研修・英語研修などを受講できます。個々の得意・不得意を考慮してクラス分けが行われるので、自分に合った研修が受けられる事も特徴の一つです。その後、3回(各半年間)の仮配属を通してさまざまな業務を経験します。さらに、配属部署にもよりますが、私のように海外の方々と一緒に働くこともあります。
 また、基礎トレーニングでは同期社員と一緒に切磋琢磨しながら過ごすので、強い結束感が生まれます。本配属で別々の部署へ配属になっても交流の機会はあり、いろいろな部署の情報を共有して仕事に役立て
ています。
 特に女性だから働きやすいというわけではなく、誰もが平等に働けるフラットな環境です。在宅勤務制度やスーパーフレックスによる時差出勤、育児休暇の取得についても、男女を問わず一人ひとりが自由に自分に合ったスタイルで各種制度を活用しています。

女性エンジニアのための支援と制度:新人教育制度「J.DRIVEプログラム」や自分に合った各種制度を活用。(ザカリアさん)

女性エンジニアのための支援と制度:女性・男性の垣根を意識することがまったくない、働きやすい環境。(御法川さん)

 「J.DRIVEプログラム」は最初の半年間で基礎トレーニングを受講後、現に稼働しているプロジェクトへ一人のエンジニアとして仮配属がされます。仮配属先でも継続的にトレーニングの機会が設けられ、最大3つの部署を経験します。基礎トレーニングの内容は多彩で充実していて、基礎と応用をしっかり学ぶことができます。語学研修も1年目から用意されていて受講しました。
これまで経験してきて私自身が最も役立っていると実感しているのは、「チームワークの大切さ」と「プロジェクトの進め方」を学んだことです。この経験を、本配属先の部署で十分に活かしていきたいと思っています。
 福利厚生面では、男女を問わず産休・育休を取得している先輩社員がいますし、在宅勤務制度を利用している人が多いことからも、働きやすい会社だと感じています。業界全体では女性社員は少ない方かもしれませんが、当社は性別の垣根を意識することはまったくなく、すごく仕事がやりやすい環境です。
 女性先輩社員のように将来は産休・育休制度を活用しようと考えています。ただ、その他に興味を持っているのが「サバティカル休暇」です。これは会社に籍を置いたまま海外留学をするなど、自己啓発を目的に長期休暇を取得できる制度です。このような制度を有効活用して、エンジニアとしてキャリアアップを実現していきたいと思います。

女性エンジニアのための支援と制度:女性・男性の垣根を意識することがまったくない、働きやすい環境。(御法川さん)
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